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公開日:2018/08/24

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【多様な働き方を研究するコラム】吉田輝星投手を見て、イマドキの若者を考えてみた

今年、大いに盛り上がった第100回甲子園。その中でも注目を浴びた金足農業・吉田輝星選手から考察を得た、「ゆとりさとり世代」の特徴とは?

■甲子園を沸かせた金農旋風

夏の甲子園が、例年以上の盛り上がりの中で閉幕しました。 第100回の記念大会ということもあり、出場校は史上最多の56校。 大会が進んでいくうちに、 史上初2度目の春夏連覇に挑む大阪桐蔭の横綱相撲と、 強豪校を撃破しながら勝ち上がってきた秋田金足農業の活躍が際立ち、 両者が決勝で対戦するドラマティックな展開となったことで、 その盛り上がりが最高潮に達しました。 中でも圧倒的な注目を浴びたのが、金足農業のエースの吉田輝星投手。 881球を投げきったその雄姿は、間違いなく本大会の主役でした。 12年前に「ハンカチ王子」との愛称で全国的な人気となった 斎藤佑樹投手の948球には及びませんが、 「平成の怪物」と異名をとったあの松坂大輔投手が投げたのは767球でした。 これらと比較すると吉田輝星投手の881球のすごさが、より分かります。

■まさにスポ根漫画の主人公

実は、吉田投手は横浜戦で中盤から左股関節痛を抱えていたらしく 近江戦の朝は起き上がれないほどに悪化していたともいわれています。 中泉監督から「お前の野球人生はここまでじゃないからよく考えろ」と 諭されるも、 「やりたいではなくやれます。できるところまでやらせてください」と 直訴し、自ら登板したとのこと。 もう完全にスポ根漫画の世界じゃないですか。 吉田投手は、その爽やかなルックスも手伝ってか、 主人公感がハンパないキャラクターに思えます。 高校生とはいえトップアスリートのメンタリティを持っているからか、 逆に、トップアスリートとはいえ高校生のメンタリティだからなのか。 それにしても、 いわゆる「ゆとりさとり」といわれる若者世代と真逆なイメージ。 むしろ12年前の斎藤祐樹投手の方が ハンカチで汗をぬぐうしぐさしかり、クレバーな投球スタイルしかり、 昨今の若者イメージと近いような印象があります。

■ゆとりさとりに引っ張られすぎ?

俗にいう「ゆとりさとり世代」は
・積極性に乏しい
・打たれ弱い一面を持っている。
・仕事への意欲が希薄で必要以上の仕事はやらない
・物事を論理的にとらえる合理主義者なので精神論は通じない
・失敗して怒られるのを極度に嫌う。
などと評されます。 こういった一面が強調されることで、根性がなく線が細いという特徴が 上の世代に過剰に刷り込まれているのでしょう。 思えば自分が高校生の時、世のオトナからは「新人類」と呼ばれていました。 そんな我々がオトナになって「最近の若いヤツは…」と嘆いているわけです。

■若者を見る目をしっかり持とう!

数週間前に女子大生を集めてバイト体験エピソードのインタビューを実施しました。 彼女たちからは、アルバイトに対して 「どうせアルバイトだし」というような醒めた発言は一切ありませんでした。 それどころか 「店長のために24連勤しました!」 「ウチのお店、チェーン店でトップの月間売上1500万なんです」 「夜中暇すぎるたので、疲れてた社員さんに仮眠してもらってワンオペでやってました!」 などなど、想像以上のポジティブな発言が続きました。 実は、「ゆとりさとり世代」は地に足がついた真面目世代でもあります。 そんな彼らの線の細い一面だけをとらえ、揶揄して否定するよりも、 彼らの長所や短所、思考的傾向などを理解して、 前向きにとらえていくことのほうが、絶対的に得策ですよね。 いや、実際のところ、今の学生のほうが遥かにちゃんと仕事に向き合っています。 だって自分が学生だった頃を振り返ってみると、 バイトしてた喫茶店の売上なんか気にしたことなかったですもん。

ツナグ働き方研究所 所長 平賀充記(株式会社ツナグ・ソリューションズ)

(株)ツナグ・ソリューションズを母体とし、「現場の人材が最も輝く働き方とは」を研究対象に、さまざまな働き方や施策を開発。また、それらを実際に導入することで、その効果を世の中にアウトプットすることをミッションとしている。

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