業界トピックス

人材育成

公開日:2019/07/03

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【外国人活用レポート】東海地域で外国人が働く現場を歩くVol.5

2018年10月末時点で約146万人と過去最高となった外国人労働者。雇用している企業はどのような想いで取り組んでいるのでしょうか。
株式会社ジェイタウン(https://kyujin-saiyo.net/agency/j-town)の代表取締役・横山仁さんに、東海地域で外国人雇用に取り組んでいる企業様をご紹介いただきました。
今回の取材先は愛知県一宮市で食肉加工・卸の仕事をしているアスピレーション株式会社。技能実習生を初めて受け入れた状況をレポートします。

■初めての技能実習生の採用

業界では珍しい焼肉屋に特化した食肉加工・卸のアスピレーション株式会社。設立をしてまだ5年の会社。代表の竹原正(写真左)は肉のカットやパック詰めの仕事に対応できる人材について、以前から求人広告で担当をしてもらっていた株式会社ジェイタウン代表の横山仁(写真右)に相談をしたところ、作業内容から技能実習生がいいのではないかと提案される。確かに同業でもベトナム人の技能実習生を受け入れている企業が多かったことから、初めての技能実習生の受け入れを決める。
9月に現地で面接をして、ベトナム人男性2名を採用。3月に来日してから、1ヶ月の研修センターでの講習後、4月から配属。配属当初の日本語レベルは当初聞いていた通り、簡単な日本語がようやく聞き取れる程度。ただ、単純作業ではあるため、その業務を繰り返しながらコミュニケーションをとって日本語を覚えていけばいいと考えていた。


■生活面での苦労と驚き

勤務態度は真面目で、言われたことはしっかりとこなす。その点に関しては予想通りだった。ただ、勤務当初から驚かされたのが、技能実習生の1人が年末には自分の結婚式を挙げたいので、ベトナムに帰国をしたい、ということ。横山に確認をして、それはできることを知ったが、お金がなくて、帰りたくても帰国できない技能実習生、というイメージが崩れる。もう1人も技能実習生として大阪で働いている彼女がおり、大阪へ彼女に会いに行ったり、休みの日は遊びに出かけて、お酒も飲むし煙草も吸う。そんなにお金を使っていいのかと聞くと、弟も技能実習生として来日しているからそんなに多くの金額を送金しなくてもいいということ。
技能実習生は少しでもお金を稼ぎたいため、残業をしたがると聞いていたのだが、受け入れた2人は終了時間になると、スグに帰り、残業をしたいという気配もない。最近の技能実習生は意外と裕福なのか、と感じるようになった。
生活に関しては、2LDKの部屋で日本人1名と技能実習生2名で生活。そこで苦労をしたのは、生活面でのマナーができていないということ。ドアを開けたら閉める。使ったら片付ける。食材は賞味期限が切れたら捨てる。電気は消す。出ていくときは必ず鍵をかける。そんな基本的なことから指導をしなければならなかった。

■技能実習生同士の微妙な関係

技能実習生の2人が当初から仲がいいわけではないことにも気付いていた。ただ、1人は日本人と溶け込もうとし、日本語の勉強もしていて、仕事に関しても積極的に覚えようとする一方で、もう1人は言われたことはしっかりとやるのだが、前向きに仕事を覚えようとする感じはなく、休憩時間でもすぐ外に出て、あまり日本人との接触をしようとしない。そうなると、この状態がずっと続けば1人が孤立をしてしまう可能性がある。技能実習生なので、辞めるということはないし、今の日本の生活を満喫しているのを見ていると失踪する可能性は考えられないが、どうしても気になり、何か手だてはないかと横山に相談をしてみた。

■3年だけ、ではない途の模索

横山が持参をしたのは言語の翻訳機だった。

「伝えたいことがあるのに言葉を理解してもらえないからと、あきらめて心を閉ざしている可能性があります。コミュニケーションを取るツールとして活用して下さい」

としばらくの間貸してもらえることになった。
加えて横山から提案があったのが、「日本語検定を取らせませんか」ということだった。そして、日本語検定に受かると、資格手当として月々の給与に上乗せをする。そうすれば、本人たちの日本語を覚えるモチベーションがあがる。Youtubeで日本語を教える動画は多くあるので、横山からその動画を当人たちに送ってもらえることになった。次回の日本語検定の受験は12月。1名はN4を受験させ、もう1名はN5の試験を受けさせるつもりだ。
ただ働くだけ、機械のように技能実習生を使いたくはない。やはり仲間として、落ちこぼれをつくることなく一緒に働き、3年という実習期間を迎えたい。できれば、技能実習3号に移行してもう2年の継続。または、この4月から施行された特定技能ビザへの転換で、長く日本で勤務できる手段があると横山から聞かされている。これまでは期間が決まっていた技能実習生だが、長く勤めてもらえる制度が増えていきつつあることに、可能性を感じている。

横山仁

詳しいプロフィールを見る

2004年にリクルート専属の求人広告代理店として創業し、派遣・紹介事業も展開。現在は外国人留学生の派遣事業も行っている。外国人留学生を採用、活用する上で必要となる法律上の理解、リスクの回避、育成についてもノウハウを提供している。※主な対応地域:愛知県・三重県・岐阜県

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