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公開日:2019/06/21

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【多様な働き方を研究するコラム】令和を生きる女性のシゴト観を考える

5月よりスタートした令和。令和元年の職場にいる若者を18〜31歳のゆとり世代とくくるならば、彼らはその平成とともに生まれ育ってきた年代。このような時代に育ってきた、今の若者を象徴するような価値観とは?若者の働き方研究の第一人者として、ツナグ働き方研究所所長・平賀充記のコラムです。

■さようなら平成、こんにちは令和

いよいよ、新元号令和がスタートしました。
それにしても、令和という新元号の発表があってからというもの、平成の30年を振り返るテレビ番組や雑誌の特集が、目白押しでしたね。

どの特集でも、平成は不景気と災害の時代と評されていました。始まったとたんにバブルがはじけ、阪神大震災やオウムサリン事件、リーマンショック、そして東日本大震災と、確かに暗い出来事の多い時代でした。

令和元年の職場にいる若者を18〜31歳のゆとり世代とくくるならば、彼らはその平成とともに生まれ、不景気の中で子ども時代を過ごした年代です。右肩上がらない国で、将来に不安を感じながら生きる世代といえるでしょう。そういう時代に育ってきた、今の若者を象徴するような価値観をご紹介しましょう。
それは、女性の結婚観です。

■世相を反映する結婚観

私が過ごしてきたバブル時代は、「3高」というキーワードがバズっていました。「高身長」「高学歴」「高収入」。まさに、当時のイケイケな世相を反映するような価値観です。高成長期だった当時は、分かりやすく言うと国民全体が上を目指していた時代でした。他人をライバル視して、みんな見栄を張りあっていたというか。自然と、他人よりよい暮らしをするために、お金持ちの「高収入」、他人に威張るための「高学歴」や「高身長」の男性が女性からモテていたのです。

時は過ぎ、リーマンショック、東日本大震災が起きた後の2012年くらいには、婚活女子の結婚観は「3平」へと移行していったとされています。「平均的年収」「平凡な外見」「平穏な性格」の3平。重視するのは年収よりも職業の安定性、かっこよすぎるイケメンは浮気の可能性があるから、見た目も普通でいい、パートナーとケンカをしたくないし、余計なストレスを感じたくないから、結婚するなら、できるだけ平穏な性格がいい。普通、万歳! そんな価値観です。

理想の結婚相手を追い求め続けるよりも、自分の身のまわりにいる平均的な男性と早く結婚して、早く子どもを産みたいという女性が、どんどん増えたのです。せっせと自分磨きに精を出し、キャリアに恋愛に華を咲かせたバブル世代の先輩が、若い頃の理想をいつまでも捨てきれず、婚活に苦戦する様を目の当たりにして、反面教師にしていたのかもしれません。

■モテる男は「3高」から「4低」へ

それでも「高」から「平均」、高望みしない価値観は、まだ理解の範疇です。ところが、いまモテるのは「4低」らしいのです。4低とは、「低姿勢」「低依存」「低リスク」「低燃費」。
結婚相手の「低収入」はもはや織り込み済の前提とのこと。そのうえでの4つの低。

低姿勢は、女性に威張らない。
低依存は、家事を女性に頼らない。
低リスクは、とりあえず正社員で会社をリストラされない。
そして4つ目の低燃費は、節約できる男。

将来不安に怯える今の若い女性にとっては、「安定」の二文字は外せない条件なのでしょう。それにしても、なかなか切ない感じです。

■どうなる?令和の働く女性

しかし、少し見方を変えると、キャリア観の変化が浮き彫りになってきませんか。3高とは、結婚相手となる男性がバリバリ稼いで、自分は家庭を守る前提。経済的には、男性に依存しながら生きていくという価値観に立脚した結婚観に見えます。一方で4低は、供働き前提でしょう。旦那の低収入を受け入れたうえで、男性に威張らないでと。子どもができたら子育ても一緒にという意識から、家事も頼らないでと。

女性は結婚・出産しても働き続けることが当たり前になりました。いわゆるM字カーブの谷も浅くなってきています。ご存知のように、M字カーブとは、女性の年代別の労働力率を示す指標です。年代別の女性の労働力率が結婚・出産期に当たる年代に一旦低下し、育児が落ち着いた時期に再び上昇するという状況をグラフ化すると、アルファベットの「M」の字の形に似た曲線を描くことから名付けられました。

4低は、今を生きる女性の覚悟感を示すキーワードとも見て取れます。しかし、逆に若い女性の間では、早婚願望と専業主婦志向が高まっているという機運もあるそうです。働く女性が、あまりにも大変そうだからとのこと。進まない託児施設の拡充や男性の育児参画、いまだはびこる昭和的な男性中心の労働価値観など、確かに、働く女性にとっては、まだまだ生きにくい環境にあるのかもしれません。

これから、働く女性はどうなっていくのでしょうか。令和の時代、女性がポジティブに働ける世になることを切に願います。

ツナグ働き方研究所 所長 平賀充記

(株)ツナググループ・ホールディングスを母体とし、「現場の人材が最も輝く働き方とは」を研究対象に、さまざまな働き方や施策を開発。また、それらを実際に導入することで、その効果を世の中にアウトプットすることをミッションとしている。

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