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雇用・採用

公開日:2019/01/21

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【外国人活用レポート】東海地域で外国人が働く現場を歩くVol.2

2017年10月末時点で約128万人と過去最高となった外国人労働者。雇用している企業はどのような想いで取り組んでいるのでしょうか。
株式会社ジェイタウン(https://kyujin-saiyo.net/agency/j-town)の代表取締役・横山仁さんに、東海地域で外国人雇用に取り組んでいる企業様をご紹介いただきました。
今回の取材先はプラスチックを使った装飾品の製作をしている有限会社OPスタジオ様です。受入後、どのような点で苦労し、またどのように乗り越えられたのか、その工夫をご紹介いただきました。

■パートさんとの人間関係に苦悩

平成16年に創業をして愛知県名古屋市北区でインテリアディスプレイの製作をしている有限会社OPスタジオ。創業以来、常時2名位の社員と、細かな作業が多いことから、常にパートさんを5名程度雇用してきた。ただ、ずっと悩まされてきたのがパートさんとの人間関係。社員がパートさんよりも年齢が若く、あまり強い指示ができない。パートさんでも少し勤務年数が長くなると自分で勝手に仕事を進めるようになり、それを注意すると、みんなでまとまって一斉に辞める…ということが度々だった。

パートさんがいなくなると、本来は1点モノの利益の高い製作ができる社員が単純な作業をカバーしなければならなくなり、採算がとれないのに残業が増えて人件費がかさんでいくという悪循環に。代表の大平敏明(写真左)としては、その流れを断ち切る手段がないものかとずっと思案をしていた。


■技能実習生がダメ。それなら留学生は?

創業の時からずっと求人広告で担当をしてきた株式会社ジェイタウン横山仁から技能実習制度の話を聞いたのは2年前のことだった。それまでは自社で外国人を雇用することなど考えたこともなかったが、横山より技能実習制度の説明を聞いているうちに、一定期間の勤務が保証をされている技能実習制度に興味をもつようになった。
早速横山に頼んで技能実習制度を取り扱っている管理組合の専務理事に来てもらい、作業場を見せて仕事の流れを説明。専務理事はJITCO(国際研修協力機構)にも連絡を取り、何とか3年間の技能実習ができる2号移行対象職種として対応できないか確認したが、結果は…

「技能実習2号適用できないので、実習生を入れても1年の勤務になります」

3年という長期間での勤務ができると思っていたところにショックが大きかった。そもそも1年だと実習生を集めるのも難しい。技能実習生の受け入れはあきらめざるを得なかった。
横山から留学生の派遣を提案されるが、派遣だと費用が高い。それならと提案をされたのがベトナム人専用のアルバイトサイト、Link-Line(https://kyujin-saiyo.net/media/link-line/)だった。 募集をかけてみると、すぐに1名のベトナム人が採用できた。家族滞在の男性で朝からの勤務ができ、仕事の覚えも早く動きもいい。この子を正社員にしてベトナムに工場をもてたら、という夢を抱けるような人材だった。でも、次第に居眠りが多くなってきてしまい、何度注意をしても直らず、結局は辞めていく。他にも応募はあるのだが、日本語が通じない。場所がわからず面接に来れない、などが続き、やはり失敗だったかと、と思っていた3カ月目ギリギリで1名の留学生を採用。すると、その子がどんどん友達を連れてきてくれて、すぐに4名の体制にでき、昼からの留学生シフトが始まった。

■留学生の対応に試行錯誤の日々

素直に言われたことをシッカリやる留学生。わからなければ聞いてきて、その通りにやる。仕事だけを見れば、これまでのパートさんよりも効率が良くなった。
ただ、難点があった。遅刻が多い。無断欠勤もたまにする。出勤すれば戦力になるのに、来なかったらそのまま仕事が残ってしまう。

普通の日本人なら、「時間厳守!報告、連絡をするように!」と厳しく指導するところだが、大平は「時間や出勤日を守る」、ということよりも「任せられた仕事をやる」、という意識を持ってもらうことにした。遅刻をしたり、欠勤をしたら別の日に出勤をしてもらって、割り当てられた仕事をやりきる。そうすることで仕事への自覚を持ってもらう。

シフトはシフト表を貼り出して、自分たちの希望を書いてもらう。希望通りにする代わり、出勤をしなければ、別日に自己責任で出てもらう。仕事に対する責任感を持ってもらうためだ。
モチベーションを高めるために時給も10円単位で上げるようにした。そして、その勤務をした場合の月の給料をシフト表に記入することによって、本人たちがどれくらいの金額を稼げるかを、明確にわかるようにした。

現在、ベトナム人の留学生が5名勤務をしている。以前はパートさんを5名採用していたのをゼロにしたため、その分の仕事を全て留学生がやってくれていることになる。
ただ、パートさんの時とは明らかに違ったことがある。それは、社員がノビノビと仕事ができていることだった。これまではパートさんに気を遣いながら仕事を頼んでいた。パートさんの人数が社員の人数より多いために、パートさんの意見が強くなることもあった。でも今はもうそんな気兼ねはいらない。

「日本人のパートさんから留学生に変えて、明らかに社員の生産性が上がりました。残業も少なくなり、社員たちもストレスがなくなったと言っています。もちろん日本語で伝えることが難しかったり、ベトナム人同士が仲間内で話していると、どんな会話をしているのだろうと気になることはあります。でも、それでもコミュニケーションを取ろうとすると、その子たちもこちらを理解してくれる。今では日本人、ベトナム人の感覚もなくなりました」

と満足そうに話す大平。以前は外国人を雇用することに抵抗があった自分が嘘のような変化だった。
ただ、どうしても納得ができないのが、その子たちを社員に登用することができないことだ。今年の3月に一番戦力になってくれていたベトナム人が正社員になることができずにベトナムへ帰国する。見送るしかない自分に歯痒さを感じている。

横山仁

詳しいプロフィールを見る

2004年にリクルート専属の求人広告代理店として創業し、派遣・紹介事業も展開。現在は外国人留学生の派遣事業も行っている。外国人留学生を採用、活用する上で必要となる法律上の理解、リスクの回避、育成についてもノウハウを提供している。※主な対応地域:愛知県・三重県・岐阜県

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