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公開日:2022/04/18

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【多様な働き方を研究するコラム】上下関係が崩れゆく令和の職場における新ジョーシキ

■え?こっちが出社で君が在宅なんだ?

「え? 今日も在宅なんだ? いや、テレワーク自体を否定するつもりはないけど、そんなに目一杯在宅勤務するのもどうかと思う」。某企業の管理職Aさんは、能天気に在宅勤務を続ける自部署の若手にモヤモヤが止まりません。

ある調査によると、出社勤務している人が、在宅勤務している人に対して思っていることは、「通勤しなくていいので羨ましい」「仕事をサボっていそう」「コミュニケーションが取れなくて仕事しにくい」「テレワークしている人のせいで業務負担が増え不公平に感じる」などなど。テレワークを利用している人たちに対して、釈然としない気持ちを抱いている。そんな空気が漂っています。
冒頭のAさんは、テレワークに関するこうした職場の不協和音が気になって、渋々出社しているわけです。

一方で、テレワークに消極的なオトナ世代に対する今どきの若手社員の言動は辛辣です。バランスとって出社するという上司のスタンスに納得がいきません。

「このご時世でいえば、むしろ部下の安全と健康を考えるべき。できるだけテレワークをできるようにするのが管理職のはず。周囲に忖度して出社って、本末転倒じゃないですかね」。こんな言動も飛び出します。

■閉じられたタテ社会から開かれたヨコ社会へ

そもそも今どきの若者は「SNS村社会」の住人と言われる世代です。ツイッターやインスタグラムで会ったことのない人とも容易につながり、仲間関係が、横に横に広がっていきます。そこには年上も年下もなく、経営者でも会社員でも、あるいは国籍が違っても、個と個でつながっています。

会社という〝閉じられた垣根〟も、役職という〝タテの関係性〟もありません。ですから先輩への過度な敬意も上司への服従も、その必要性を感じなくなってきています。

こんな価値観がベースにある若手に対して、上司や先輩はパワハラリスクを回避しようとする意識から、つい腰の引けた対応になってしまう。こうしたゆるいコミュニケーションは、当然ながら若者の言動を増長させることになります。

「今の課長のアイデア、フツーによかったっす」

結果、目上の上司に、こんな発言をする若手社員が散見されます。賛同してもらっていること自体はありがたいのですが、微妙にタメ口っぽい物言い……。「目上の相手に向かって失礼じゃないか!」と声を荒げるレベルでもないけど、「もうちょっと言い方ってあるんじゃいの?」とモヤモヤします。

■上下関係の新ジョーシキを知る

いつの世も「今どきの若者」はオトナにはよくわからないものですが、近年、そのギャップは広がるばかり。職場では、若手社員にイライラモヤモヤさせられている人も多いはず。かといって、パワハラとなったら困るし、説教して古臭いオジサンやオバサンだと思われるのも……。なんか気を遣いすぎて、こっちが病みそう……。

そんな状況下で、少しでも若手社員にイライラモヤモヤしなくてすむには……。

オトナ世代が若手にストレスを感じる原因は、オトナの考えと、若者の行動のすれ違いによるものがほとんどです。けしからん! と怒ったり、理解できない! と嘆いたりしていたことも、冷静に分析するだけでもスッキリする事もあるものです。

「自分たちのイライラモヤモヤを分析⇒若手社員のホンネを翻訳⇒イラモヤ解消法を探っていく」という3段階で、考えていくことをおススメします。

■たとえばこんなシーン

例1)すぐ病みそうで、キツく怒れない
・オトナのイライラモヤモヤ:ミスしてもしかり方がわからない
・若手社員のホンネ翻訳:申し訳ないと思っているけど、言い方ってあるでしょう?
・イライラモヤモヤ解消法:怒りの感情を自覚したときのルーティンを1つ決めておく

例2)職場の電話に出ようとしない
・オトナのイライラモヤモヤ:電話事情が今と昔で違う
・若手社員のホンネ翻訳:すいません、ウチ固定電話ないんで、電話に出る習慣がなくて
・イライラモヤモヤ解消法:電話に出ることのメリットを伝えてみる

例3)前触れなく突然辞める
・オトナのイライラモヤモヤ:若手がキャラを演じるため、素のコンディションが見えない
・若手社員のホンネ翻訳:前から、この仕事は自分に向いてないかなぁと思ってました
・イライラモヤモヤ解消法:若手が心を開ける環境とコミュニケーションを意識

こんな職場のさまざまなストレスを取り上げ、解消法を指南した『イライラモヤモヤする今どきの若手社員のトリセツ』(PHPビジネス新書)を上梓しました。おいおい、宣伝かよ!と思われる方もいらっしゃるかもしれません(苦笑)。とはいえ、今まさに新入社員がやってくる4月。若手社員とのコミュニケーションを見直すいい機会としてください。

ツナグ働き方研究所 所長 平賀充記

多様な働き方の研究家。人材領域のシンクタンク「ツナグ働き方研究所」を主宰。母体は㈱ツナググループ・ホールディングス(人材総合サービス企業。2018年東証一部上場)。若年キャリア支援/女性活躍/ミドル就職・転職/シニア雇用/外国人採用など、ダイバーシティ雇用に造詣が深い。「東洋経済オンライン」など寄稿多数。近著は「なぜ最近の若者は突然辞めるのか」(アスコム)。

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